軍人たち(兵士たち)

行ってきました。偶然ですが、3回の公演の初日だったようです。

私は学生時代にテレビを持たない(持てない/置けない)時期があり、CMがないという理由でNHK−FMをかけっ放しで生活していました。

おかげで随分とオペラ、現代曲、ルネサンス曲、民族曲、そして邦楽と、色々な音楽に開眼させていただきました。柴田南雄さん・船山隆さんが現代曲の福音家だったと記憶しています。 ですから現代ものにアレルギーはないつもり。

指揮の若杉さんは初演をよく取り上げる事では有名なので、今回は監督になってどうしてもドイツ系の現代オペラを取り上げたかったのでしょう。

で、今回の「兵士たち」(軍人たち というと何か語感がしっくり来ないのです)はタイトルは聞いたことがあっても聞いたのは初めてです。いや、FMの海外の音楽あたりで聞いたような気もしますが、記憶があいまいです。

残りの公演が2回もあるので沢山書くことは遠慮して最小限の感想。
これは面白い舞台です。時間があれば見に行かれることをお勧めします。兵士と女性(娼婦)の関係で想像できるプロットを思い描いてくだされば、その通りの筋書きです。

でもメロディーは殆ど表れないので、ベルカントで歌われるアリアがないと満足できない人には勧められません。

それにしてもあれだけのドイツ語の台詞を覚えるのはプロとは言え、大変だったでしょうね。


昨夜は血を一杯使う演出のミトリダーテを見ましたが、今日の演出も血まみれでした。

お清め(?)で、パルジファルを聞いています。