久しぶりにトスカを観ました。

ラ・フォルなんとか、というモーツァルトイヤーのイベントには参加出来ませんでしたが連休最終日に、日本オペラ振興会藤原歌劇団)のトスカを観ました。

場所は新国立劇場ですが、今回は劇場主催ではありません。私はこの劇場主催の公演は見ていません。たしか何かとバッティングしていたのと、トスカというある種「ベタ」なストーリーのお芝居が、どうも苦手なもので・・・。

今回は数ヶ月前に日本オペラ振興会から来たDMをみて、ま、たまにはいいかな、という気持ちもあり2枚を買っていたものです。

先月になってこの切符を思い出し、オペラ未経験の友人に声をかけてみました。これまで聴く機会はなかったそうですので、藤原歌劇の(おそらく)オーソドックスな演出なら初めての人にもいいかな、と思いつつ。

結果、思ったよりも良い反応を示していただけました。声をあんなに出しながらお芝居をするって凄い、よくオケとも合わせることが出来ますね、ミュージカルとも違う感じだし妹尾河童さんの美術も良いですね、やっぱり総合芸術なんですね、と。

いやぁ、ご案内して差し上げて良かったです。お一人様が、オペラの庭への門をくぐられました。


さて、私の感想です。
エリザベート・マトスはドスの効いた声から綺麗な高音まで良く出るソプラノでした。市原氏はまだまだ衰えを知らない日本のテナーだと思います。スカルピアの折江氏は低い声の伸びが欲しかったですね。少しBキャストの牧野氏が気になりました。指揮の菊池氏はこの曲はお手の物ですね。安定した音を東フィルから引き出していました。

北斎風漫画は、またの機会に考えます。おやすみなさい。