新国立で「アラベラ」

相当なブランクでしたが基本的に音楽記なので日記足りえずに月記か旬記になってしまいます。ご容赦を。

昨日は一人で新国立でアラベラを聴いてきました。私には多分98年以来。干支が一回りしちゃったのだな、と思ってしまいます。

シルマーさん指揮のオケ、歌手が良かったと思います。R.シトラウスの中では荒々しくも美々しくもなく中庸な音楽なのですが「ああ、R.シトラウスを聴いているんだ」という幸福感に包まれたのですから。

シルマーさんは春にパルジファルでも聴いたので今年は二回目。もっと日本で振ってほしい人の中の一人です。

事前に朝日だったか新聞記事で衣装デザインが森英恵さんだということが取り上げられていました。モダンクラシカルな演出や装置にあったヨーロッパらしさを出した衣装だったと思います。

カーテンコールでは演出家が森さんの足元を気遣いながらエスコートして二人で登場。ブーも聞こえず、和やかな初日の雰囲気でした。

思えば前の日記もR.シトラウスの「影のない女」なので、シトラウスのオペラが演じられる回数も増えたものだと思った次第。