音楽祭(2) ドンジョバンニ

土曜の夜にドンジョバンニを観ました。

これまでBSでこの音楽祭のことは多少見聞していましたが、

会場は司教館邸跡の中庭。つまり屋外です。

照明効果のためもあってか開演は日没後の9時半過ぎ。

会場は木製の二階建てになっており、椅子も木製。

悪くはないですが、長丁場では座布団が欲しくなりました。

指揮はミンコフスキ、オーケストラはロンドン交響楽団

屋外ですが、モーツァルトの音楽が良く鳴り響きました。

ミンコフスキの音楽って重くなり過ぎずにいい感じです。

歌手もセットのセンスも素敵なのですが、演出はやや疑問。

ドンジョバンニは死ぬのではなく発狂(?)してほぼ廃人化するのです。

このドンジョバンニ、前半からほとんどベージュのコートで髪もぼさぼさ、

レポレロのほうが余程良い男に見えますし、レポレロもほぼ馬鹿にしながら

相手をしています。

ドンナアンナはツェルリーナの母親らしいし(??)・・・と、

まあ、私が評論家ポイことを書いても意味がないのでストップ。

各場、各場で幕がバサリと落ちて暗転するのは効果的でした。

開演の時間が時間なので案の定、終演は1時10分頃。

翌日が休みの日のチケットにしておいて良かったです。