レガッツォのフィガロ
今週末もふらりと新国立の当日券を買ってしまいました。
今日のお目当てはシンプルな装置&嫌味じゃないドタバタ劇風の演出と、レガッツォのフィガロ、そして2年前のバルナリーナから昇格した中村恵理さんです。
この演出は3回目ですが、基本は同じようです。大道具はシンプルで歌手たちの演技は速い。箱に書かれていた都市名が目立たなくなったのは何か意図があるのでしょう。ま、嫌いな人には受け入れられないでしょうが、前監督体制ではリングと並ぶ代表的な演出です。
歌手は伯爵夫人のコヴァレヴスカがダントツです。レガッツォのフィガロもようやく実物を聴けました。スザンナ昇格の中村さんとケルビーノの林さんも健闘。人気急上昇という触れ込みのロートの声は響きが高めで、伯爵役には不向きでは?と思いました。
オケと歌手のアンサンブルが時々ちぐはぐになり、オイオイと思いましたが、全体として満足させてもらいました。
最近続けてエコノミーな新国立当日券にとびつくので、家族から「ファストフードを沢山食べるようなものじゃないの?」と言われてしまいました。
名言ではあります。
が、ちと違う(苦笑)