テアトロ・マッシモ・ベルリーニ 夢遊病の女

神奈川県民ホールでの公演に行ってきました。
http://www.teatromassimobellini.it/dettopera.asp?id=271

会場に入る前にホールの裏側を眺めてみたら、やはりいました、劇場関係者らしきチョイ悪オヤジ、チョイ悪オババ達。腰に手を当てて暑そうな顔をして何か話していました。

「暑っついねー、シチリアよりも暑いぞ、この海のそばのテアトロは。しっかし夜中にカルッチョの放送があるから眠いわぃなー。おかげで時差ボケ直んねぇだょ〜。」
 と話していたかどうかは定かではありません。

チケットを買うときに日程優先で配役をよく調べずに買ったのですが、この日はアミーナ役がボンファデッリではなく、チンツィア・フォルテという人でした。とても綺麗な声のソプラノでした。

舞台演出はまるで演奏会形式か、と思えるほど簡素なイメージのものでした。コーラスが左右に分かれて座り、その中央に置かれた舞台や舞台前にソリストが立ちます。(写真は劇場ホームページより)
おかげで合唱の声がPAを使っていたかのごとくよく聞こえました。

終わり近くまで舞台に紗幕をかけていたのは私は好きではありません。紗幕があげられてようやく目が覚めた、という意味なのかも知れませんが。

この公演のコストパフォーマンスは良かった、と思います。

LA SONNAMBULA




Teatro Massimo Bellini di Catania