笑いの達人百人
歳末の慌ただしいこの時期に、立川談志が語る
「日本の笑芸百選」
(日本を沸かせた笑いの達人百人の名演再び)
を録画して見ました。
東京・上方をトータルして落語、漫才、講談、その他の
著名芸能人の映像を見せながら、彼なりの回顧談を語る
まことに勝手気ままな番組ですが、談志家元なりの鋭い
観察力が冴えた番組でした。
私にとっても子供時代に見た有名芸人、生まれる前の芸人、
最近の芸人を色々と見せてもらい満足。
東京に偏らずに上方への評価も公平でした。ヤスキヨへの
評価、米朝師匠への評価は至極真っ当でした。
まだまだこれから、という時に病没した芸人さんも何人か
紹介されました。例えば東京落語では亡き古今亭志ん朝。
志ん正の息子という恵まれた生まれ以上に、真の実力を
備えていたのでしょう。年齢の近い談志もかつての
ライバルをしきりと惜しんでいました。
最後に、談志から見て最高の芸人は、森繁久彌さんだそうで。
うーーん、なるほど。
あ、しまった、今日はFMのバイロイトを聞くのを忘れるところでした。 さっそく・・・
末筆ながら、皆様良いお年をお迎えください。