ワルキューレで春が扉を開けた(?)

昨日の天気予報で春一番と言っていたらしいです。まだまだ寒いので、そうでもないのでしょうが、強風で電車の運行が乱れる中、二期会公演のワルキューレに行ってきました。

一幕の終わり部分を聞きながら、「春」という言葉の符合を思いついた次第。

そもそもは飯守さんのワーグナーが聞きたいので歌手のことは気にせずに買った公演でしたが、ジークリンデ・ブリュンヒルデの両ソプラノが素晴らしかったです。
ヴォータンとフンディングの両低音男声も好演。
ジークムントの成田さんもこれまで聞かせてもらった中では最良のものでした。演出も突飛な所はなく、上々の公演でございました。

二期会の中でのメインの歌手の世代交替が進んでいるのを確認した気がします。慶賀也。

他に思ったことは後から書き足して行きます。


(以上はPDAより)

(これより自宅PCからの追記)

まずはチラシと、過去に作った北斎ワルキューレを載せておきます。過去の愚作の使いまわしで恐縮です。初めての方は感想でも書いていって下さい。

お目当ての飯守さんの音楽はいつもながらワーグナーを磨き過ぎずにゴツゴツしたままを聞きなさい、という感じがします。一幕冒頭の音楽も早く走る人が多いのですが、ゴツゴツしたテンポで転びながら走る感じが出ていました。

私の感性に音楽がドーンと入って来たのは3幕のジークリンデとブリュンヒルデの掛け合いの所から。やっぱりジークリンデとブリュンヒルデのご両人が輝くところです。橋爪さん、横山さん共に存じませんでしたがこれからはしっかりと覚えておきます。

そしてお約束の「悪九連、ほのおの子別れ」。ブリュンヒルデを罰したくないのに罰せざるを得ない父の苦悩。小森さんのヴォータンの聞かせ所でした。

今日は昔からの音楽友と同行しましたので、帰りの乗換駅の近くで軽く反省会。「いやぁ、今日のは良かった。」と言いながら、互いの近況を話し合うのもまた貴重な時間でした。



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