快調、バルバチーニ 新国立のラ・ボエーム

本日は私がオペラに誘いこんだ友人と共に新国立のラ・ボエームに。

期待のバルバチーニの指揮が素晴らしい、の一言でした。歌手の歌をじっくりと支えながら、オーケストラの各所の旋律にもスポットライトを当て、プッチーニの音楽を立体的に描き出しました。
とにかく旋律が歌う歌う、でも引き摺らないで軽い。これってプッチーニはちょっと、という時もある私にはぴったりです。

とかく新国立の初日はバランスが良くないことが多いのですが、今日の東響は見事だと思いました。

今回の海外組キャストはミミのバーヨさんとマルチェルロのバルザーニさんの二人なのですが、さすがに呼ばれただけの価値はある、と感じました。

演出は粟国ジュニアらしい中庸なもの。ボエームらしい感じが出ていました。

回を重ねれば益々よくなるでしょうから、これから行かれる方はいいですね!



北斎は旧作のアップでござんす。



La Boheme