暑気払いに、トロヴァトーレ (暑!)

この残暑の中に、汗を書きながら、ボニゾッリが歌うマンリーコを聞いています。とても夏に聞く曲じゃぁありませんが、景気付けの暑気払い!

ライブでは、Di quella pira...の後で、幕が下りてもCの声を張り上げ続けた、とか、アンコールにはスキップしながら舞台袖から飛び出して来た、とか、色々な武勇伝が残るボニゾッリも、今は故人となられました。

この録音は脇を固めるザンカナーロのルーナ、カヴァイバンスカのレオノーラ、コルテスのアズチェーナも、そしてそして指揮のバルトレッティも超一流のアンサンブルです。スタジオ録音ですのでボニゾッリ自身も真面目に崩さずに歌っています。

私自身はPilz Acantaの盤を持っていますが、Arts Archivesという所の新しいマスタリングの方が音が良くなっているんだそうです。

音は旧東独らしく残響が大目ですが、嫌味な味付けはなく、とても聞きやすいです。



うーん、見るからにミスター・マンリーコかも(笑)




このあと、カラヤン指揮のザルツブルグライブ(バスティアニーニコレッリ、シミオナート、プライス)も聞きますよ。残暑に負けるな!