2015年イースターシーズン振り返り
お久しぶりです。
復活祭シーズンも終わりましたので、最近聴いてきたものの感想まとめをご報告いたします。
何も書かない頃の演奏会は、かなりの記憶が蒸発してしまいました。その反省を込めてです。
4月1日
エリオット・ガーディナー、イングリッシュバロックソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団、
J.S.バッハ ロ短調ミサ
理想の顔ぶれによる理想のロ短調ミサでした。重々しくなく、かといって軽くとばす感じにもならず。
合唱団は8人がソロも務めました。アルトパートには2名のカウンターテナーもおられました。
細かく書くと大変ですので詳細は書きませんが、細かい所まで研究をし尽くした解釈なのでしょう。
二度繰り返されるホサンナは二回目は小さく始まりました。その前のベネディクトゥスに続くので
二度目は小さいのだと思いますが、こういう発見も新鮮でした。
4月3日(聖金曜日)
Paul McCreesh 指揮ガブリエリコンソート J.S.バッハ マタイ受難曲
楽器は最少編成で、合唱団は8名だけです。少年合唱が重なる(はずの)ところで寂しい感じを覚えましたが
新鮮なバッハでした。この団体もイギリスですが、なぜイギリスにはこんなに凄い団体が揃っているのでしょう。
前々日のモンテヴェルディ合唱団がこれも歌ってくれたらなあ、とも思いましたがそれは無い物ねだりです。
4月6日(休日)
ジョナサン・ノット指揮マーラーユーゲントオーケストラ マーラー交響曲2番復活
復活日の翌日の「復活」演奏でした。アバドさんの指揮で録音や放送で知名度の高い学生オケですが
「復活」の演奏はこの団体にとっての初演なのだそうです。
緊張感の高い素晴らしい演奏でした。表現力が乏しい私にはこれ以上は書けません。
http://www.gmjo.at/Home/Konzerte/EasterTour2015/tabid/467/language/en-US/Default.aspx
中規模の汎用ホールですのでオルガンは電子オルガンでした。
他にチャイコフスキーの交響曲、ラフマニノフのPコンチェルトとシエラザード、
という演奏会もあったのですが私にはピンときませんでした。
バッハとマーラーに押されて割を食ったのかも知れません。
イースター音楽祭ではありませんが
4月18日
Laurence Equilbey 指揮Insula Orchestra オルフェオとエウリディーチェ(グルック)
私は全く事前に知識がなかったのですが、有名な指揮者で有名なアンサンブルのようです。
http://laurenceequilbey.com/en/programmes/orpheus-and-eurydice/
お客の入りもよく、演奏は力強くも軽快でした。この手のバロック演奏が増えましたね。