魔弾の射手

先日のことですが、火曜日に休みが取れたので、指揮のエッティンガーを目当てに、当日券を買って「魔弾の射手」に行ってきました。

【マックス】アルフォンス・エーベルツ
【カスパール】ビャーニ・トール・クリスティンソン
【エンヒェン】ユリア・バウアー
【アガーテ】エディット・ハッラー
【オットカール】大島 幾雄
【クーノー】平野 忠彦
【隠者】妻屋 秀和
【ザミエル】池田 直樹

この演目は、むか〜しむか〜しに何処かで見た気がするのですが、山と落ちのない台詞続きの場が多く、私としては苦手意識があります。

まだ20日まで公演があるので遠慮して書きますが、指揮のエッティンガーがやはり素晴らしいです。東フィルもやれば出来るではないですか。

典型的な阿保テノール役(失礼)のマックスを歌うエーベルツも違和感なく、カスパールのクリスティンソンも、ザミエルに魂を渡してしまった小心な悪者の感じが出ていてよかったですね。

エンヒェンを代役で歌いに来たというユリア・バウアーさんも素敵であります。大島さん・平野さん・妻屋さん・池田さんの日本の大先生達も場を得た感じで役に嵌っていました。

合唱が素晴らしかったのは、いうまでもありません。演出は古すぎず、新しすぎず、という感じでしょう。カスパールが本当に山猫を取りだしますし(苦笑)、火の車も出ます。

この劇は、ザミエルvs.隠者の対立である、ということが最後に表されて幕となります。