さまよえるオランダ人に、当日券にて。

既に書きましたように3月に買っていた公演には行けなくなりましたので「ぴあ」のカウンターにて10時5分(多分ギリギリです)に当日券を確保し、初日のマチネに行って来ました。

オランダ人:ユハ・ウーシタロ
ゼンタ: アニヤ・カンペ
エリック: エンドリック・ヴォトリッヒ
舵手: 高橋 淳
ダーラント:松位 浩
指揮: ミヒャエル・ボーダー
演出: マティアス・フォン・シュテークマン

実は、私はDVDやCDではオランダ人を観たり聴いたりするのは苦手でした。実演も一度くらいしか観たことがなく、なんとなく避けていました。
ひたすら暗いストーリーが聴いていて辛くなることがあるからなのと、ゼンタは少女の設定なのに、とんでもなく強い声を要求される役なので、ビジュアルではやや無理のある方(失礼)が歌うのに違和感があるからです。

読まれる人の中には、これから行かれる方もおられると思いますので演出の話や、細かい感想は割愛しますが、今日の公演はゼンタ(素晴らしいです。来日に感謝!)、オランダ人、指揮(メリハリ感が良いです!)、合唱、エリック、舵手、の出来がよく、かなりの満足感を得ることが出来ました。

オケは公演を重ねて行くうちに良くなるでしょう。これ以上は生意気なことは書きません。

気になったのは幽霊船の船員の合唱にPAを使いすぎていたこと。ソリストの声も時々響き過ぎる気がしたので、PAでも入れていたのでしょうか?

演出は至極まっとうなものと感じました。この劇場の機構を巧く使ったな、と思います。
(これ以上は書かない方が良いでしょう)

ともかく会員価格¥2,992で、隅の席とは言え予定の日の代わりに行くことが出来て有難く思います。



北斎漫画は、時間が取れればトライしてみます。