ボローニャ歌劇場公演 トロヴァトーレ

上野の文化会館に行ってきました。

レオノーラのデッシーと、アズチェーナのコルネッティ(初めて聞きました)、そして演出と照明が印象に残りました。

マンリーコを歌ったアラーニャはとても丁寧に歌っている感があります。通例ではマッチョなマンリーコが多いのですが、彼は理性のあるマンリーコという感じです。「見よ、恐ろしい炎を」を歌う時にもノーブルです。これは配役を見たときからある程度は予測できました。声を張り上げないマンリーコというのも、実は伯爵の弟であった、と言う点からみれば妥当なのかも知れません。

デッシーは期待通り、コルネッティは私には新しい発見でした。カーテンコールでのスターはやはりコルネッティでしたから同じ感じ方の人が多かったのでしょう。

フェランドのパピも深い声で結構です。ガザーレは少しプレッシャーがあったのか?

リッツィの指揮も音楽にメリハリを与えて好感が持てました。演出と照明にも重ねて拍手です。サイドからライトを当てて陰影を強調し、紗幕を使わないので舞台が明瞭に見えます。


実は告白を。カーテンコールで盛んにフラッシュが光るので、私も出来心を起こしてカメラを出しました・・・・、が、メモリーカードが抜けていました。。。。

おかげで肖像権侵害の罪は犯しませんでした(笑)