「性的倒錯的演出」の感想

えー、連夜のバイロイトストリーミング放送に加え金曜にちょい夜遊び(笑)
という体調にもかかわらず、葉書の「謹告」にモチベートされ(爆)、
きちんと予定通りに二期会の公演に行って参りました。

前半の問題のツェムリンスキーの作品、えーとタイトルは「フィレンツェの悲劇」ですね。
私は、作品として叙情組曲と人魚姫しか知りませんし、音楽的にもあまり聞き込んでいない
ので印象は「なんか音符山盛り(笑)の作曲家」という印象しかないのです。

まず幕に「ここには何でもあり・・・」との思わせぶりな説明がドイツ語が写され、その訳が日本語字幕で。
幕が開くと奥の壁には血しぶきの後のような赤い汚れ、なんとかプレイに使いそうなバスタブ、ロウソク、鞭、鎖、
そして人妻ビアンカはボンデージ着て出てくるし
(双眼鏡での観察の結果、菅有実子さんの上半身は肉襦袢でしたが・・・ww)、
まさしくSMの館でしたね。しかも途中でカツラとドレスだけだけれど、女装もあるし。
舞台上でビアンカとグイードがやたらと寝るし(爆)

オスカーワイルドの作品なのでいかがわしい感じを強調してみたようです。
音楽のまがまがしい美しさにマッチしていたので、面白かった、と思います。
むしろ良かったなぁ、と思いますが、私は・・・。

後半は「ジャンニ・スキッキ」。私は本当に久方ぶりに実演をみる作品です。
今回の演出では人物がモダーンなイメージでラウレッタは女子高校生
(セーラー服じゃないですが)
で、恋人のリヌッチオは鼻ピアスで髪の毛を立ててるあんちゃんでしたね。

直野さんのスキッキは声もでてるし、やはりさすが、でございました。

ま、色んな掲示板で諸氏が書かれるでしょうから、これ以上は私は遠慮しておきます。

指揮者がつくる音楽は良かったですね。今になって気づきましたが新日フィルだったんですね。